もちもちの猫のほつれた右手

だいたい付き合っているヒモの話 不定期更新

二人の#「#結婚しない」をみた

見ました。

ポリアモリーの女の子と、シングルマザーの女の子に密着したドキュメンタリー、たまたま見たんですけど、生々しかったです。内容はそこまで言及しませんが、こういう選択をして生きている人はこういう考えなんですよーっていうのをところどころ紹介しつつ、普段の生活を放送する感じ。

 

特にポリアモリーの子の恋人と同棲してる家の中とか、車の中で他の恋人と手を繋ぐとことか、結構生々しいです。見ちゃいけないものを見てるなあと言った感じ。

 

2人の恋人同時に愛してる子と、それを知りつつも付き合っている恋人達の絶妙な距離感が、見ててドキドキしたり、危なげだったりしました。

その人達が幸せならそれでよいので、ポリアモリーが番組で取り上げられるなんて平成も終わりだなあと思っていたけど、たまたま一緒に見てた母から予想していた苦言がきた。

 

母「こんなの誰も幸せにならないと思うけど」

私「その人達が幸せならそれは幸せなんだよ?」

母「だって人なんて結局自分だけを見てって思うものだよ」

私「その人達がそのあり方の選択してるならどうこういうべき事じゃないよ」

 

母納得してない。

でもそれ以上戦う勇気は私にはない。

逃げました。

 

『だって人なんて』

そんな言葉が許されるなら

「人なんて結局異性を好きになるもの」

「人なんて結局いい歳になったら子供を産んで育てるもの」

みたいな言葉だって成り立つんじゃないか。

なんて言葉がぐるぐるしている。

 

閑話休題

身内の思想が現代で主とされているものと食い違う時、新しい考え方を取り入れさせようとするのはひどく怖い。自分の考えがきちんとあるのに、それが正しい、と、正しいんだ、と圧倒的な力でもって感情的に言われてしまうと、怖くなってもういいやってなってしまう。22歳になっても親と戦うのが怖いです。

うちの親は私が地方から都会に出ることを後押ししてくれたし、特に生き方については口を出してこないので、理解があるように見えていた、が、その実ぜんぜん理解がないのを見せつけられてしまった。

 

私に初めて彼氏ができた時、

「りこは女の子が好きなんだと思って、覚悟してたから、よかった」

って、私に言ったのを思い出してしまった。ていうか一生忘れんからな。

 

普通にその前は女の子と付き合ってたわ。言わないけど。ていうか男と付き合ったからって女の子も好きなのが消えて無くなるわけじゃないわ。わざわざ言わないけど。

 

別に理解しなくていいから、放っておいて、くらい、いえばよかったなって思いました。

 

 

おわり。